天体写真

Macで深宇宙天体を撮影するアプリを作った動機

現在の深宇宙天体撮影は、CMOSカメラの使用が一般的になっており、赤道儀やフォーカサー、フィルターホイールを含めてコンピュータで一括制御して撮影することが標準的になっている。Windows PCであれば、ASCOMというデバイスとアプリを仲介するシステムがあり、ASCOMに対応したアプリがあります。Windowsは独自のAPIであるため、Windowsの機能を生かしたアプリが作られていると思います。(Windowsの天体撮影アプリを使ったことがないので断定できません。)

一方、macOSには、ASCOMに対応するシステムとしてINDIがあり、INDIに対応したアプリとしてオープンソースのKStarsやCCDCielなどがあります。しかしながら、オープンソースのアプリはmacOSの低レベルAPIがLinuxとほぼ同じであることから、ソースコードレベルで同じに作られ、UIはQtなどが使われmacOS標準とは違うものとなり、macOSアプリとはしては一体感が損なわれ、またmacOS及びApple社の提供する様々なAPIが使われずもったいないと感じていた。